いのち　溢れる森の中での　心地良い 宴（ウタゲ）．．。

我々日本人の先祖達は　こんな宴（ウタゲ）を　皆で楽しんでおりました。

そこから生まれる 豊かで 芳醇な文化。

そう ．．．我が国の文化、日本文化は 木の文化

森と植物のヒビキの文化。

大自然（天然）と 上手に融合してゆく 精神性 ．．。

風の語りに 身をまかせ、

森の時空と「真に遊ぶ」事が

明日へ向かう 元気な心身の源 ．．。

この宴（ウタゲ）の精神性こそが

縄文時代から　今日に到るまで、

民衆の生活を 支え続けて参りました。

様々な困難・試練を受けながらも、

乗り越えて行ける　身（ミ）と心（ココロ）．．。

今も　その流れは　人々の心身の中に 残っております。

私どもは、「この極めて貴重な」 大自然（天然）と 精妙に融合してゆく 精神の流れを、

次の世代に　楽しく面白く、そしてダイナミックに　伝えるべきだと考え、

微力ながらも　精進して参ります。

疎外された文明に 疲れきった身と心 ．．．

でも、フと　振り返れば　そこに有る　心地良い 宴（ウタゲ）の廻廊 ．．．

我々の先輩達が　創って来た　澄み渡る 森の廻廊 ．．．

その入口は　誰のそばにも ．．．今に生きる　この時 ．．．

いにしへの夜神楽へ ．．。

　　平成九年夏　初稿　　平成十五年夏　改訂　　滋澤雅人

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