井筒 (能面 若女)

能面を焔光の如き光で撮影する 浮かび上がる幽玄の世界!忽秋の夕暮、旅の僧が 大和の国、在原寺を訪れる。そこへ夕闇から ひとりの美しい女性が忽然と 現われ 弔いをする。その不思議な女性は、僧に このあたりの昔の恋物語を語り出す。かの恋物語とは、平安時代の名高いプレイボーイ在原業平と 彼をめぐる女性たちの話である。旅の僧は、女性の雰囲気が 異様なので「あやしや名のり おわしませ」 と聞くと、自分は この恋物語中の女性であると答えて、 たそがれの井筒の蔭に 忽然と消える。夜になり 野宿して居る僧の前に、かの美しい女性は恋人の業平の衣装を着て現われる。彼女は、幼なじみの二人が この薄すすきが添う井筒の傍らで、将来を誓い合った事を 謡いながら 、秋の月の澄んだ美しい光の中で静かに舞いを舞う。序の舞 そして彼女が 井筒を覗き込むと、そこに映るのは、いとしい恋人業平の面影。恋人との 夢幻の合一を はたした 彼女の美しい姿は、秋の野の風景の中で、夜明けの光の中に 融けてゆく。「筒井筒、井筒にかけし まろが丈 生ひにけらしな 妹見ざる間に」「比べ来し、振分髪も 肩過ぎぬ 君ならずして 誰か上ぐべき

井筒にかけし まろが丈 生ひにけらしな  妹見ざる間に



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